Tequila Talk
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§テキーラ四方山話

#1 プレミアム・テキーラ?

プレミアム・テキーラをご存知ですか?
みなさんがテキーラといえばイメージする"罰ゲームの一気飲み"で登場するテキーラのほとんどは、ミクスト・テキーラという混ぜものをしたテキーラ。
テキーラの原料のアガベは、生育に最低でも5年、長くて10年以上の月日がかかる高価な作物なので、安いテキーラはアガベを100%使えないんです。
このように、混じりけのあるミクスト・テキーラはどうしても酔いやすいもの。。。
時にはミクスト・テキーラでパーティー・ナイトも愉しいものですけれども、エルフジヤマにあるプレミアム・テキーラは、じっくりゆっくりと愉しんで頂きたいお酒なんです。
多くの職人が関わって、長い年月をかけて大切に大切に作られた作品。
原料となるアガベ・アスールは、古代メキシコはアステカの時代から、女神にも例えられる恵みの植物です。
プレミアム・テキーラはこのアガベ・アスールだけを100%使った女神の恵みの雫。
地球上でいちばん綺麗なお酒です。
ピュアなお酒は悪酔いや二日酔いも気になりません。
ときには一味違ったテキーラを。
その瑞々しさを愉しむには、ピュアなアガベ・アスールの特徴を残した透明のブランコを。
重厚な樽の香りを愉しみたいときには1年以上の樽熟成を経たアニェホを。
どちらも欲張りに愉しみたいときには、60日以上、1年未満の熟成を経たレポサドを。
それでもちょっと強いお酒は苦手ならば、ロングカクテルで。
気分に合わせて、お食事に合わせて、新しいテキーラの愉しみ方を、エルフジヤマで是非とも体験してください。

⇒エルフジヤマで飲めるテキーラはこちらより

#2 テキーラの選び方

『テロワール?』

テロワールだなんて、ワインの世界のようですが、テキーラにもテロワール(土地、気候、人的要素を統合した環境すべてを指す)があります。
大きく分けるとテキーラの産地は二つに分けられます。
名称の由来ともなっているテキーラ地区を含むバジェス地方と、テキーラの生産においては比較的新しいロスアルトス地方です。
バジェス地方のテキーラの特徴は、いわゆる伝統的なテキーラの特徴である苦みや辛み、青みをあえて残しているところ。
テキーラ好きにはこうした苦みや辛み、青みが堪らないアクセントになるんです。
ロスアルトス地方のテキーラは、肥沃な土地で育った糖度の高いアガベを、皮や芯といった辛みや苦みの原因となる部分を贅沢に削り取って使うことで、まろやかな甘みを持ったテキーラが多いといわれています。
もちろん、すべてのテキーラにこれがあてはまるわけではありませんが、テキーラ選びの一つの目安に、テキーラの"テロワール"を意識されてみえてゃいかがでしょうか?

⇒バジェス地方の特徴

・伝統的なテキーラの生産地で世界遺産に
・火山灰の積もった痩せた土地、ミネラル感
・辛口でシャープなものが多い
・苦味をわざと残しているものが多い
・無骨でひきしまった男性的風味

⇒ロスアルトス地方のテキーラの特徴

・比較的新しいテキーラの生産地
・肥沃な土地で甘くて大きいアガベ
・ジューシーで甘いものが多い
・フルーティーなものが多い
・繊細で華やかな女性的風味

『熟成?』

テキーラといえばシルバーかゴールドのものを一気飲み!と思われるかも知れませんが、実はこの二つの分類とは異なった、熟成度による分類があります。
60日未満の熟成、もしくは熟成を経ないブランコは、原材料のアガベの風味を最もピュアでストレートに愉しむスタイル。
60日以上、1年未満の熟成を経て、ほのかに樽の香りをつけつつ、原材料感も残したレポサドはいいとこ取り。
1年以上3年未満の熟成を経たアニェホは、ラムやウイスキーにも通じる樽香と熟成感を持ったものが多く、普通のテキーラのイメージとは大きく異なった味わいです。
3年以上の熟成を経たものは、エクストラ・アニェホと呼ばれ、コニャックやブランデーにも通じるまろやかな熟成感を持った飲み物になっていきます。
また、熟成期間に留まらず、樽の種類によっても大きく個性が異なってくるのは他の樽熟成酒とも通じる部分。
スコットランドと比べてしまうと、その気温の高さから長期熟成には向かない土地柄のメキシコですが、原材料の長い栽培期間と熟成期間とを合わせれば、他の樽熟成酒にも劣らない手間暇をかけた質の高いお酒になり得るんです。

#3 メスカル?

テキーラの母ともいわれるのがメスカル。
テキーラは、メキシコでいわゆる原産地呼称による保護を受けており、原材料から製造工程、ボトリングまでがテキーラ管理協会(CRT)による厳格な規制の下に管理されています。
例えば、同じく原産地呼称によるシャンパーニュとスパークリング・ワイン、コニャックとアルマニャックの関係が、テキーラとメスカルにも成り立つといえば当たらずも遠からず。
メスカルの生産には、テキーラとは異なりアガベ・アスール以外のアガベも用いられ、加熱方法や蒸留方法も伝統的な方法によっているブランドが多くあります。
一方で、近年では本国メキシコやアメリカでは最先端のスピリッツとして持てはやされているという側面も。
多くのメスカルが持つ独特のスモーキーなトーンは、アイラ・モルト好きの方にもアピール力があるといわれています。

⇒エルフジヤマで飲めるメスカルはこちらより

#4 テキーラができるまで

テキーラはサボテンが原料のお酒と思われがちですが、正しくはアガベ(竜舌蘭)を原材料としています。
テキーラの原料となるアガベは、種や実から育つのではなく、イフエロスと呼ばれる子株を移植して育てられます。
イフエロスは一本一本、テキーラ管理協会によって登録・管理されています。

アガベの中でも葉ではなく、ピニャと呼ばれる球根のような部分がテキーラの原料。
パイナップルに似ていることからピニャと呼ばれています。
ヒマドールと呼ばれる専門の職人達が、コアと呼ばれる鋭い刃のついた道具で掘り起し、葉を切り落としていきます。
熟練したヒマドールだと目にも止まらぬ速さだとか。

ヒマドールによって収穫されたピニャを加熱し、デンプン質を糖化させます。
GI値を下げる健康食品としてここ数年話題のアガベ・シロップもこうして作られます。
加熱の方法にも伝統的なものから近代的なものまでイロイロとあり、テキーラの味を左右するポイントになってきます。

加熱後のピニャを搾ります。
その昔はタオナと呼ばれる巨大な石臼が使われていました。
現在でも、伝統的な製法を守っている一部の蒸留所やメスカルの小さな蒸留所ではこの手法が残っていますが、多くは機械による搾汁方法に移行しています。

発酵させます。
旧来の製法では、ザイモモナス菌と呼ばれるアガベに付着している菌を使った自然発酵が主流でした。
ちなみに、ザイモモナス菌は美肌効果が注目され、近年では化粧品にも使われているとか。
現在では、酵母添加による発酵が中心的で、酵母の種類によっても大きくテキーラの味が変わってくるようです。

発酵して出来上がった醸造酒はプルケと呼ばれます。
このプルケを蒸留すると、テキーラの原液の出来上がり。
その後、加水されて35度~55度の度数に調整されます(多くの製品は38度~40度です)。
そのまま飲めばブランコ・テキーラですが、ものによってはイロイロな樽で熟成されます。
60日以上1年未満の熟成だとレポサド、1年以上3年未満の熟成はアニェホ、と呼ばれます。

#5 セレブリティとテキーラ

日本ではまだまだショット・グラスと塩とライムで一気飲みというイメージのテキーラですが、欧米では20年以上前から、セレブリティを中心にブランデーのようなスタイルで香りと味を愉しむお酒として定着しています。
テキーラのボトルは一つとして同じものがなく、色も形もバリエーションが豊富。
香りと味はもちろんのこと、そんな自由でリベラルなところも、テキーラがセレブリティに好まれる一つの要因なのでしょう。
たとえば、ロバート・デ・ニーロが愛飲しているというポルフィディオ、レオナルド・ディカプリオやクリント・イーストウッド、パリス・ヒルトンらが愛して止まないというパトロン、映画『ソーシャルネットワーク』でザッカーバーグが商談の成功を祝って飲んだドン・フリオなどがセレブリティを象徴するような銘柄として有名です。
セレブリティの中には、テキーラ愛が行き過ぎて自らのブランドを持ってしまった人々も。
ジャスティン・ティンバーレイクの901、ジョージ・クルーニーのカサミゴス、サンタナのカサノブレ、サミー・ヘイガーのカボ・ワボなどは日本でも飲むことのできるアイテムです。